これから、事業を始める場合、事業を守るための保険を検討されるでしょう。
では、財物の損害、賠償請求、その他の業務上で発生するさまざまな問題を補償する保険を契約するためには、どのくらいの保険料が必要になるのでしょうか?
保険料を決める要素は以下のようなものがあります。
事業の内容
保険料は、事業の内容によって変わります。リスクが⾼い事業ほど、保険料も⾼くなります。
例えば、清掃業、建設業、製造業は他⼈の財物を取り扱うため(つまり他⼈の財物に損害を与える可能性があるため)⽐較的⾼い⽔準の保険料率が適⽤されます。
賠償責任リスクも同様です。例えば、警備業務サービスを提供する企業は、事務サービスを提供する企業に⽐べ、第三者へ⾝体障害を与えてしまい法的賠償責任リスクを負う可能性が高いため、保険料率が⾼くなることがあります。
地理的な位置
洪⽔や⼭⽕事などが発⽣するリスクが⾼い地域では、天候に関連した災害が少ない地域と⽐べ、財物損害のリスクが明らかに⼤きいと考えられます。保険料は、さまざまなリスクを反映しています。もちろん、⾃然災害による財物損害のリスクを軽減するためにしかるべき措置を講じることはできます。
しかしながら、会社がこうしたリスクの⾼い地域にある場合は、他の地域と⽐べ、財物の保険料が⾼くなる可能性があることは理解いただけるでしょう。
事業を営むのが賃貸物件か所有か
皆さまは、賃貸物件で事業を運営していますか︖それとも、⾃社所有の建物でしょうか︖
例えば、賃貸物件でレストランを営んでいる場合に比べ、ご⾃⾝の所有する建物でレストランを営む場合は、賃貸の場合と⽐べ、保険料が大きくなります。
その理由は、屋内の設備だけでなく、建物そのものも保険の対象に含める必要があるからです。
過去の事故歴
過去に保険⾦の請求をしたことがある場合、保険会社はそうした事故歴についても確認を⾏います。例えば、サービス提供時のミスが原因で、何度も訴訟が起こされていたような場合には、保険会社は、それらを今後も継続する傾向だと⾒なし、リスクが⾼いと判断してより⾼い保険料を提⽰する可能性があります。
ご⾃⾝の事業について保険を検討する際に、どのような要素が保険料に影響を与えるのか知りたい場合は、 どうぞお気軽に営業店、代理店やブローカーにお問い合わせください。
なお、ここに記載した内容は保険全般の必要性についてご説明したものであり、具体的な商品の補償内容などについては、パンフレットや重要事項を説明した書面をご覧ください。また、詳しい内容をお知りになりたい場合は代理店、ブローカーにお問い合わせください。